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沖縄で錫工芸を手掛ける、【金細工まつ】上原さんの一輪挿。
錫の重量を活かした、手のひらに収まる小さいサイズながらもどっしりとした安定感で、長身の花をいけてもバランスを保ちます。
また、錫は古来よりその抗菌作用で知られており、一輪挿に入れた水がにごりにくく、お花が長持ちすると言われています。
イジュという形の名前は、ヒメツバキというツバキ科の植物の仲間が由来。
表面の凸凹に光が反射し透明感がある佇まいで、お花を引き立てます。
【琉球錫工芸 (シルカニゼーク)】
15世紀頃に首里城の屋根に錫が使われていたりと、最盛期を迎えていて琉球の錫工芸。
長い月日がたつにつれ戦争などで技術が失われてしまい、工芸士の数も数名まで減ってしまったが、今でも目を凝らしてみると焼物や舞台、言葉などあらゆるところに痕跡が残っており、一見失われてしまったように見えるが、少なからず可能性を残している。
【金細工まつ 上原 俊展】
1978年生まれ。
学生時代から金属工芸やデザインを学び、伝統工芸高岡銅器の現場で職人としての腕を磨く。
傷みゆく琉球錫器と忘れられゆく錫細工(シルカニゼーク)、そして戦後沖縄文化を支えた鍋職人の現状に強く心を揺さぶられ工房「金細工まつ」を設立。
制作を行う中でたどり着いたものづくりの重要な要素『ひと・もの・ところ』の密接な繋がりに重きを置き、琉球金工品の研究や復元製作のほか、琉球錫文化の新しいカタチを提案している。
また、ワークショップを通じて「当時の使い方」や「高度な製作技術」など制作体験だけでなく琉球錫器の歴史を今に伝える活動も行う。
寸法:約W3.9×D3.7×H4.9cm 口:φ1.4cm
重量:約220g
Made in Okinawa