東京高尾山のエナメルジュエリー工房「Atelier Musubiba」、阿部英亮さんのブナの葉をモチーフにしたペンダントです。
春の若葉の柔らかさをつや消しのエナメルを用いて表現した作品。
葉の左半分は葉っぱの質感を彫金で表現したバスタイユエナメル、右は葉脈の間に透かしを施したプリカジュールエナメルと、それぞれ異なる技法を用いています。
優しい彩りの緑は、ベージュや白はもちろん、グレーや青と幅広い色に馴染みます。
【製品概要】
素材:Silver 925(本体/ネックレス)・エナメル(七宝)
側面にブランド刻印と裏面にSILVERの素材刻印が入っております。
【ネックレスについて】
作品には小豆(小判)チェーンを使用した全長45cmの長さ調整金具付きネックレスが付属します。
【ケースについて】
作品には木製の丸型ケースが付属します。
(ケース外寸:直径 約4.2cm×高さ 約3.8cm)
【プリカジュール・エナメル】
透かし状に切り抜いた枠の内側にエナメルを施し、ステンドグラスのような半透明の焼き上がりを表現する。エナメルをわずかな縁のみで固定するため、何度も焼成と研磨を繰り返す必要があり、とても手間のかかる技法となる。
阿部さんはそんなプリカジュールの特徴を活かし、半透明な羽を持つアサギマダラ、もみじやブナの葉など、透かしだからこそ表現のできるモチーフをいくつも手掛けています。
僅かな太さの縁を細かく調整し、思った通りの透かしを入れる技術は、まさに職人ワザ。
【バスタイユ・エナメル】
地金部分に繊細な彫金模様を施し、模様が浮き上がるよう透明の釉薬を乗せて焼付ける「バスタイユ」。
デザインに合わせて形作られたジュエリーの表面に釉薬を乗せ、約800℃の窯で焼き付けたのち表面を研磨し色彩効果を高める。
エナメルの透明感も相まって、他のジュエリーにはない独特の美しさをもつ。
【Atelier Musubiba 阿部英亮】
アトリエ名の「結び葉」は生い茂った樹々の葉が重なり合い、影を結ぶさまを表す言葉。
高尾の景色や生き物、植物といった四季折々の表情をモチーフに手作りのエナメルジュエリーを手掛ける。
・日本大学芸術学部写真学科卒。
・ジュエリー作家中島邦夫氏に師事しエナメルジュエリーを学ぶ。
・その後4℃やithなどの国内ジュエリーブランドで制作や生産・品質管理に従事する。
・2007年より高尾に移り住む。
・2021年秋に高尾山の麓にある自宅兼工房でAtelier Musubibaを立ち上げる。
デザインフェスタをはじめ国内ハンドメイドイベントを中心に活動中。